今年こそは下町酒場巡りを復活しようと心に決めた今日、やっぱり残業となってしまいました。
それでも行こうと決めていた八広の三祐酒場に曳舟駅から急ぎ足で向かいます。
なぜか灯りが見えないと思ったら、臨休です。
時計は既に20時。
ああ、無情。
方針を変更して北に向かいます。
スカイツリーが見える曳舟川通りへ。
近代的な周囲の街並みですが、ここだけが時間が止まったような佇まいです。
渋い長暖簾を潜って、コロナ禍直前の2019年10月以来の訪問。
コロナ対策で設けられたと思われるビニシーを除けば、5年前と変わらない景色にホッとします。
目の前に座る女将さんに
「ボールをお願いします」
と声をかけます。
女将さんをはじめとする下町の気さくな女性たちがカウンターの内側で取り仕切る「ガールズバー」も健在。
アルコールは、この界隈の酒場で発祥といわれる下町ハイボールで決まりです。
エキスの入った氷抜きの焼酎原液に強炭酸の花月を注ぐと出来上がり。
薄くならないのが嬉しい。
さっぱりした沖縄もずく酢と、味がしっかり沁みたがんも厚揚げ煮をつまみに、ゆるりとスタート。
もう一品、頼むことにします。
ハムカツと悩んだ末に、さば塩焼にしました。
脂の乗ったさば塩焼に、下町ハイボールも進みます。
地元のご常連と女将を交えたトークをBGMに、ようやく人心地。
せっかく東向島に来たので、河岸を変えてもう一杯飲みましょう。
お会計を済ませ、レディースに別れを告げて表に出ます。
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