我が家恒例の外食誕生日会。
今月は三男ですが、彼に希望を聞いたところ、美味しそうなお蕎麦屋さんを探してリクエストしてきました。
蕎麦屋飲みは好きですが、家族と行くのは初めて。
京成線千住大橋駅から徒歩5分の「千寿 竹やぶ」へ。
入口脇には本日の蕎麦の産地が掲げられていて、期待が高まります。
予約必須との情報をネットで得ていたので、早めに予約しました。
それでも11時半の開店枠は取れず、12時半の枠。
一番奥のゆったりしたテーブル席に案内されました。
落ち着いたインテリアは、私が今まで行ったことのある昭和風情の老舗蕎麦屋とは異なるモダンな雰囲気です。
メニューの吟味の前に、まずは乾杯。
こちらのお店は地ビールを日替わりで提供しています。
突き出しは蕎麦の素揚げ。
乾杯です。
お誕生日おめでとう!
メニューの吟味に取り掛かります。
もちろん、つまみや天ぷらを日本酒に合わせ、締めに蕎麦という流れです。レギュラーメニューとは別に、壁の黒板には天ぷらのお品書き。
米ヌカから作った自家製ぬか漬け。
自家製燻製の鴨わさは木の器に入って供されます。
埼玉県産の鴨を使用し、店主がお気に入りだというスモークの香りにアルコールも進みます。
食感はかなり固め。
焼きたてだし巻きは人数分に切って出してくれる心配りが嬉しい。
相模原産直卵を使った焼きたてのふんわりしただし巻きに、たまご好きの私は大満足。
三男が興味津々で蕎麦がきを注文。
息子たちは蕎麦がきは初めて。
私自身も久しぶりです。
もちろん蕎麦がきの濃厚な蕎麦湯も頂きます。
ここで日本酒に切り替えます。
お店におかませでその日に口の開いているものが出されます。
最初は栃木の夏駒。
ノンアルの妻と次男は黒板から天ぷらを選んで頼みました。
それぞれに合った特製の塩で召し上がってくださいというお店の方の説明です。
稚鮎はバジル塩、水茄子は海老塩、とうもろこしは醤油塩で。
御影石の石臼を使って手作業で挽いた粗挽きの蕎麦。
夏野菜かきあげは想像とは違ったプレゼンスでした。
長ナス、完熟ピーマン、かぼちゃと、小ぶりの丸い海老のかき揚げが一皿に盛られています。
次の日本酒は静岡県焼津の磯自慢。
そろそろ締めのお蕎麦。
妻と次男は十割蕎麦の大盛。
長男の頼んだ十割のとろろそばは、銀杏芋のとろろと卵、海苔、山葵。
たまご好き、とろろ好きの私は、ちょっと羨ましい。
私は違う蕎麦の半もり二つにしました。
最初は田舎。
瑞々しい蕎麦は、田舎らしくワイルドな色味です。
手繰ってみると、黒い外皮ごと挽いた野趣味あふれる蕎麦の匂い。
田舎らしい噛み応えのある太めの平打ち蕎麦は、蕎麦粉10、小麦粉1で打っているそうです。
その味わいが田舎にしては繊細で驚きました。
もう一つの半もりは粗挽き。
濃厚な蕎麦湯が実に美味。
もちろんとても美味しい。
店員さんも親切で、お会計の時に見送ってくれたご主人も含め、気持ち良い接客で、とても美味しくいただくことができました。
良いお店で誕生日会ができて、皆喜んでくれたのが私には一番嬉しかったです。
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