2016年8月23日火曜日

時間が無くても一食入魂。取引先からの帰りに新橋駅前ビル1号館地下の立ち食い「おくとね」で名物まいたけ天そば玉子入りを啜るクイックランチは思わぬ大事件に

日は時間が押しました。
午前中の取引先での会議が長引き、午後の会議まであまり時間がありません。
クイックランチは止む無しですが、コンビニ弁当も味気ないので旨い立ち食いそばを啜ることにしました。
新橋は立ち食いそばの選択肢が豊富ですが、今日は帰社の導線上にあるおくとねにチェックイン。


相変わらずの繁盛ぶり。
もちろん注文はまいたけ天そば玉子


汗だくなので冷やしにしたいところですが、100円増しはサラリーマンには痛い出費。


受け取った丼をカウンターに運んで来ました。
食べようと思って器の中を覗いて愕然としました。


黄身が割れているのです
生卵をいつ割るかは、月見系そばの重要なポイント。
そもそもたまご好きの私は、黄身に箸を割り入れる行為自体が大好きなだけに、テンションが激しく盛り下がります。


サクサクの大きなまいたけ天を目の前にしても、盛り上がらない私。


気を取り直してそばを啜ります。
これ以上黄身の流出が拡大しないよう、慎重なチョップスティック・コントロール。


トゲトゲのまいたけ天が誤って黄身に接触し、流出被害が一気に拡大するかもしれません。
慎重には慎重を期して。


あまりにも気が動転していて、しばらくしてから七味を振り忘れていたということに気が付く有様です。


まいたけ天は、少し汁で柔らかくなった状態が美味しいのです。
割れている卵黄を刺激しないように、慎重にそばつゆに浸しては、麺に絡めます。


中盤でようやく卵黄に箸を入れます。
思わず漏れる、安堵の溜息。


卵黄と卵白をそばに絡めます。
黄身の甘みと白身のトロミ、更にそばつゆの辛みもすべて引き上げる、そばの力。


生卵の拡散をコントロールしつつ、まいたけ天そばを攻略していきます。
このプロセスこそが、月見系の醍醐味。


完食です。
残念ながら、一部の卵黄は拡散し、そばつゆは混濁しました。
飲み干したいところですが、汗だくな上に塩分摂り過ぎです。
泣く泣く断念。


不本意なランチを避けたつもりが、不本意なランチとなりました。
しかし、ここのまいたけ天そば玉子入りが旨いことに変わりはありません。
重たいバッグを抱え、会社に戻りました。




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