ランチは出向前の部署の同僚I君を誘いました。
同じく「プリン体の会」のメンバーでもあるM先輩もジョインしてのセッション。
私は久しぶりの新橋ですから、すっかりご無沙汰の築地市場をリクエスト。
汗ばむくらいのポカポカ陽気の中を、ブラブラと市場へ。
何かと話題のスポットです。
選択肢が多過ぎて目移りしますが、今日は正門からは奥にあたる水神様通りへ。
今日のターゲットは洋食禄明軒。
築地市場歴30年の私としたことが、未食の宿題店。
ここに来ると吉野家や中栄、豊ちゃんに吸い込まれてしまうからです。
相変わらずインバウンドの中国人が目立ちます。
我々の前にはマダム5人連れがウエイティング。
こういう人たちが市場に入り込んでくるので、我々サラリーマンの限られたランチタイムが激戦となるのです。
30年前には無かった光景です。
メニューはいずれも魅力的。
そしてメニュー以上にお値段も魅力的。
私の目はカキバター焼ライスにロックオン。
牡蠣好きの私は、そろそろシーズンラストのこの食材に絞り込みをかけます。
コの字カウンターに空席順に流し込み、という暗黙のルールがあるにも関わらず、一緒に食べようとするマダムたち。
その煽りを受けて、我々は10分後に着席です。
しかし店内には更に魅力的なメニュー群。
しかも全品600円~800円という素晴らしい価格帯。
インバウンド景気で便乗値上げする店も多い中、立派な経営方針に拍手を送りたい気分です。
人当たりのいいホール係のおじさんに注文を聞かれた私は
「肉オムレツライスください」
とカキバター焼ライスとは全く異なるオーダーを口走っていました。
待つこと更に5分。
ライスが出てきました。
虎ノ門と違って、メガ盛りではありません。
肉オムレツが登場。
期待通りのビジュアルの料理。
洋食屋では必須アイテムの味噌汁。
ワカメの色が変わっていないのは、見逃されがちな高評価のポイントです。
これで600円。
感動の一品です。
これはI君が頼んだウインナーバター焼。
こちらはM先輩のチキンソテー。
肉オムレツに箸を入れます。
ひき肉ではなく、乱切りの肉が入っています。
この肉々しさが料理名の由来なのでしょう。
もちろんオン・ザ・ライス。
味付けが控えめなので、たまごそのものの味がしっかりと感じられ、好感度の高いオムレツです。
I君のウインナー、M先輩のチキンソテーもおすそ分けで頂きました。
いずれも名品、納得の味、そして見上げた低価格。
今日は石原元都知事の記者会見。
豊洲移転で揺れる東京都ですが、ここで働く方たちにとっては一刻も早い解決が望まれるところです。
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