台風一過の秋晴れとはいえ、夜は涼しくなりましたので、私の頭の中にはアイデアがありました。
鰹節問屋直営の日本橋の立ち食いそばよしで温かいそばを手繰ろうというプラン。
麺も自家製麺で、レベルの高い「路麺店」として立ち食いそばマニアに人気の店です。
もちろんお値段は立ち食い価格。
ランチタイムは行列の店ですが、夜はスムーズに入れます。
入口で食券を購入。
今日はかきあげ天そばに生卵トッピング。
ふと見ると舞茸天やきのこそばといった魅力的なラインナップがありました。
これは近いうちに再訪が必要です。
「つゆのお替り」や「つゆ多め」というサービスがあるのも、鰹節問屋直営の自信の表れ。
しかも無添加なのです。
番号が呼ばれ、カウンターへ。
つゆが多すぎて、席まで運んでくる間にトレイにこぼしてしまいました。
ごめんなさい。
つゆ多めなので、そばが隠れています。
卓上の一味を振って、準備は整いました。
まずは自慢のつゆをひと口。
立ち食いを超越した濃厚な鰹と醤油の旨味。
細めの自家製麺。
優しく滑らかな味は二八でしょうか。
これまたレベル高し。
カリッと揚がったかき揚げは、時間の経過とともに蕎麦つゆを吸って柔らかくふやけていきます。
その変化を楽しむのが天ぷらそばの醍醐味。
生卵に箸を割り入れます。
緊張の一瞬。
蕎麦に絡めて。
卵の甘みと濃口の蕎麦つゆのマリアージュ。
温玉と違って、一旦決壊するとレスキュー不能となる生卵。
チョップスティックコントロールを要求されるだけに、たまご好きの私の闘志が刺激されます。
無事完食。
完飲したかったのですが、満腹なので断念。
食べ終わって振り返ると、行列が出来ていました。
近隣のサラリーマンが残業メシを食べに来たようです。
お疲れ様です。
早く帰ろうね。
夜総合点★★★☆☆ 3.5
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