ワクチンを打ちたい人が打てないのに、
「是非みなさんワクチンを打ってください!」
と政治家や専門家が連日テレビで世間知らずの寝ぼけた戯言を言っています。
私が住んでいる千葉県の自治体は、60オーバーの私でさえ、ワクチン接種がいつになるかわからないというのに。
自分の身の安全は、自分で守るしかありません。
幸い、我が家の5人は三男の会社の取引先の職域接種を受けることが出来ました。
今日は、その二回目。
世田谷区の玉川で接種を終え、その流れで早めのランチとなりました。
モデルナは二回目の副反応が大きいという情報が多く、元気なうちにランチを済ませて帰宅する計画です。
訪れたのは玉川高島屋S・C。
今から30年以上前に東京に転勤してきた時に最初に住んだのが川崎の宮前平。
その頃は、よく買い物に来ましたが、千葉県に引っ越してからは初めて。
ほぼ30年ぶりの二子玉川は、道の狭さと渋滞は変わりませんが、風景は私の記憶とはかなり変わっています。
実は、変わっていないけれど、私が覚えていないだけなのかもしれませんが。
ナビを頼りに、なんとか駐車場に車を入れ、お店に入ります。
「緊急事態宣言」とは思えない、ごく日常を感じる館内ですが、かくいう私たちもその「日常」の構成員。
とはいえ、感染と密を避けつつ、一直線に向かったのは「梅丘寿司の美登利総本店 玉川店」。
「ちょっと生ものはなぁ、コロナが」
という妻の抵抗はありましたが、息子たちの賛同を得ての訪問です。
11時半前という時間。
コロナ前なら満席になっている時間帯だと思いますが、さすがにお客さんは少な目です。
番号札を取って、メニューを眺めているうちに、程なく呼ばれました。
幸い、まだ空席があり、5人でもテーブル席が確保できました。
「美登利寿司」といえば、我が家は「特選美登利にぎり」で決まり。
最初に茶碗蒸しとミニかにみそサラダが出てきます。
これだけで、ちょっと贅沢な気分。
いつもなら生ビールを飲むところですが、禁酒法時代にあってはそれも叶いません。
ましてや今日は、二回目のワクチン接種直後。
年齢的にも体力的にも耐性が強い私がハンドルキーパーの予定ですから、冷たい緑茶をお願いしました。
マスク越しに控えめな声で会話しているうちに、お寿司が出てきました。
食べるお店や時期によって微妙にネタは変わりますが、これで2,200円(税込)はお得。
味噌汁はお代わり自由。
後で必ず頼みましょう。
軍艦からこぼれそうなウニ。
大きな生エビ。
イクラや鯛、ホタテなど、豪華なラインナップ。
いずれもネタは大振りです。
サーモンは炙り。
そういえば、カウンターからバーナーで炙る香ばしい香りがしていました。
穴子は丸ごと一本。
もちろんジャンボサイズです。
中盤で予定通り味噌汁をお代わり。
長男も、私のオーダーにのっかりました。
コロナ禍で家族揃っての外食も難しい時代となって、はや一年半以上経ちました。
しかし、今日はそんなコロナのおかげで家族が揃ってワクチン接種をし、その「打ち上げ」のノリで、家族揃ってのランチとなったわけですから、いい意味での「ワクチンの副反応」。
自粛要請を真面目に守る我が家のメンバーにとって、つかの間の楽しい時間となりました。
食後は、まっすぐ帰宅します。
たぶん帰りも、1,000円高い首都高はスイスイ走れるはず。
家に帰ったらテレビで最後のオリンピック観戦です。
悪い方の「副反応」が出なければ良いのですが。
梅丘寿司の美登利総本店 玉川店 (寿司 / 二子玉川駅、二子新地駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
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