今日は同僚たち4人と銀座ナインのらーめん三吉（さんきち）へ。
「安くて美味しいよ」
と紹介しておきながらお連れするのは初めてです。
12時過ぎのピークタイムでしたが、待ちの行列は短くて安堵。
サラリーマンの強い味方ですが、魅力はそれだけではありません。
ご多聞に漏れずインバウンドも訪れるのは、メニューは英語対応になっていました。
4人同時には入れないL字カウンターのみの小さな店なので、女性優先で順番に入店です。
私は三番目でしたが、10分ちょっとで入店しました。
並んでいる間に悩みに悩んだオーダーはラーメンと半炒飯のらーめんセットに餃子3個をプラス。
トレイの上はセットメニューでいっぱいです。
今日は久しぶりに来たせいもあって贅沢をしたので、トッピングした味玉を含めて900円ですが、それでも安い銀座のラーメン店です。
ラーメンのトッピングはメンマとチャーシューが一枚。
私がトッピングした味玉が存在感を放っています。
まずはスープをひと口。
醤油と鶏ガラのシンプルなスープですが、懐かく優しい味わいです。
麺を手繰ります。
細めの縮れ麺はスープとの絡みも良好です。
優しい味なので、胡椒で少しパンチを加えます。
餃子は酢胡椒で。
ニンニクが入っていないので、職場に帰っても安心。
それでもニンニクが欲しい人には、卓上におろし生ニンニクの用意があります。
炒飯はお茶碗に入って出て来ます。
フワッとした仕上がり。
炒飯とはいえ、ご飯にオン・ザ・ライスしたくなるのが私の性。
餃子もラーメンも連続オン・ザ・ライスです。
中盤で味玉に箸入れ。
半熟なのが嬉しい。
さすがにラーメン、チャーハン、餃子の三点セットは食べ過ぎました。
腹パンです。
同僚たちは現地解散で皆帰り、私がラスト。
お会計をしようとして財布を忘れたことに気が付き真っ青な私。
「すいません！財布忘れちゃって。PayPayとか使えないですよね」
「そうなんですよ」
と奥さんが申し訳なさそうに答えます。
申し訳ないのは私の方。
「じゃあ、今から会社に取りに帰ります」
「いいですよ、ついでの時で」
と奥さん。
そんなやり取りをしているうちに、コンビニでスマホでお金がおろせることを思い出しました。
「すいません。近くにコンビニありますか？すぐおろしてきます」
「一階にありますよ」
とご主人。
階段を駆け上がり、お金をおろしてお店に戻ります。
「ほんとに申し訳ない。すいません」
と恐縮したのは私ではなくご夫婦。
「いえいえ、すまないのは私です。本当にすいませんでした」
と私も平身低頭です。
安くて美味しいラーメン屋さんですが、この店の一番の魅力はご夫婦の優しい人柄に尽きる、と改めて実感しました。
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