2026年8月28日金曜日

猛暑日に押上から汗だくになって歩いて行った甲斐のある一杯。向島「中華そば 政好」の政好セットと素晴らしい接客

 

猛暑日となりそうな今日のランチは押上です。
押上駅のA3出口から徒歩10分以上かかる向島にある人気店「中華そば 政好」を初訪問します。
「中華そば 政好」は、昭和53年創業の「太楼ラーメン」をルーツとするお店。
元プロレスラーのターザン後藤さんと奥様が営んでいましたが、2022年5月に後藤さんが亡くなったことを機に、同年10月に「中華そば政好」としてリニューアルオープンしました。
「政好」という店名は、後藤さんの本名「政」と奥様の名前から一字ずつ取ったものだそうです。
その後、2025年3月に火災で店舗が全焼するという苦難を乗り越え、現在の場所で営業しています。


汗だくになりながら、桜橋通りを隅田川に向かって歩くこと10分強。
ようやく向島の見番通りに着きました。
かつての花街や芸者・料亭を取りまとめる事務所「見番」が由来となっている、向島の通りの名称です。


現在の向島見番は一本化されて向島墨堤組合となっています。


その見番の向かいが「中華そば 政好」です。


火災後に、なんとクラウドファンディングで移転を果たしたといいますから、いかに多くのファンに愛されているお店なのかがわかります。


店頭には業務用製麺で有名な三河屋製麺の木箱が積まれていて、期待が高まります。


11時の開店に遅れること数分。
暖簾をくぐって店内へ。
しっかり効いているエアコンに人心地。
既にL字カウンターには4人のお客さんが座っていました。
私は入口の現金券売機で食券を購入します。


事前に調べて来たので、人気の政好セット味玉をトッピングします。


定休日が今月から日曜日から月曜日に変わったという貼り紙がありました。
地元以外のラーメンファンも来やすくなりそうです。


カウンター席に詰めて着席し、食券を渡します。
麺は固めでお願いし、不織布エプロンもいただきました。


目の前には政好ラーメンの食べ方が書かれています。


3分ほどで、お盆にのった政好セットがカウンター越しに渡されます。


政好セットは、定番の中華そばと名物の生姜めしがセットになったもの。
中華そばは、チャーシュー、メンマ、ネギ、海苔、ナルト、そしてトッピングした味玉がのったオーソドックスなビジュアルです。


生姜めしは、生姜風味の味ご飯の上に、鶏そぼろと刻み生姜がのっています。
ラーメンの味変にも生姜が勧められているくらいなので、政好では生姜が重要な役割を担っているようです。


まずはスープをひと口。
昔懐かしい醤油と鶏ガラベースのようでいて、豚や魚介の風味も感じられます。
スープに浮いたラードも含め、単なるあっさり系とは異なるパンチも持ち合わせた一杯と言えます。


続いて麺。
三河屋製麺の細麺です。
スープとの相性もバッチリ。
固めにしてもらって正解でした。


メンマも見た目よりたくさん入っていました。
細く刻まれたメンマはしっかりと煮込まれた丁寧な仕事。


チャーシューは薄切りですが、脂の多い部位を使った旨みのある存在感。


生姜めしは、まずはそのままいただきます。
鶏そぼろの甘辛い味と生姜がナイスマリアージュ。


更にせっかくのご飯ですから、オン・ザ・ライスでもいただきます。


トッピングした味玉は、良い塩梅の半熟。
黄身の甘みが美味しい。


ここで政好ラーメンの食べ方に従い、卓上の調味料で味変します。


生姜とブラックペッパー。
パンチのあるスープに爽やかな生姜風味が加わって、雰囲気が変わりました。


これもオン・ザ・ライスで。


最後はスープも入れてラー茶で締めました。


残ったスープにはにんにく酢を加えて、もう少し飲みました。


大満足の完食です。


お隣の女性お一人様は政好セットを麺もご飯も少なめで頼んでいました。
相当な通と思われます。
L字カウンターの内側の厨房は、奥さんと娘さん夫婦を中心に切り盛りするアットホームな雰囲気です。
お盆をカウンターの上に上げて「ごちそうさまでした」と告げると、お店の皆さんが
「ありがとうございます!いってらっしゃい!」
「お暑いのでお気をつけて」
と口々に声をかけてくれます。
ラーメンはもちろんのこと、下町らしい気持ち良い接客もこの店の人気の理由でしょう。
表に出ると、炎天下で外待ちの列が出来ていました。
言問橋のバス停に向かうと、真正面にスカイツリーが見えました。

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