私のランチのホームグラウンド「新橋駅前ビル1号館」に、ブレイクしそうなラーメン新店がオープンしたという情報を「フォーリンデブはっしー」のSNSで知りました。
中華そばニューともちん。
早速駆けつけて見ましたが、とんでもない行列でその日は断念。
このビルの一階にある「はるちゃんラーメン」も人気の行列店ですが、あちらは「ちゃん系」。
果たしてニューカマーの「ちん系」との対決は如何に、といったところ。
今日、たまたま会議の都合でソロ活のレイトランチとなったことから訪問することにしました。
やはりこのビルで行列の絶えない地下一階の「さかな亭」の脇の激狭通路を入った先、烏森口からなら玉林を入った先になります。
真っ赤なコルトン看板の灯りで狭い通路は妖しげな雰囲気になっています。
12時45分でしたので5人待ち。
これならさほど待たないでしょう。
朝8時から15時の営業。
朝ラーが食べられるのはラーメンファンには嬉しいことですが、仕込みを考えると店主のご苦労が推察されます。
行列がなければ食券を買ってから並ぶのでしょうが、皆さん券売機の前に来た時に購入していたので、私もそれに倣います。
メニューは中華そば750円とトッピングのワカメのみ。
ワカメは売り切れていたので、中華そばのみ購入。
食券に81と番号が印字されていますが、私が今日81番目の客ということでしょうか。
券売機の横に黄色いプラスチックのプレートが小鉢にいっぱい置かれています。
何かと思ってみると、「めし無料」と書かれています。
ご飯の無料券なのです。
初めての店だと、つい欲張って色々と試したくなります。
もちろんピックアップして再び行列に戻ります。
5人だからさほど待たないだろうと思っていたのですが、行列は遅々として進みません。
ワンオペのため、片付けては調理するという工程にロスが生じるのです。
とはいえ、だからこそこの値段で提供できるということもあるはずです。
暖簾には達磨製麺から送られた印がありました。
ラーメン凪グループの製麺部門です。
券売機の前に置かれていたお店のネームカードの裏面には、高円寺ともちんラーメンのグループであることが記されています。
ステッカーとアメも置いてあったので記念に頂きました。
ようやく行列の先頭に来ました。
ここまで15分かかっています。
ふと見ると、券売機の横に紙エプロンとナプキンがおかれていました。
私には必須のアイテム。
店内に呼ばれる前にピックアップしておきます。
並び始めて20分。
立ち食いラーメン屋の行列が5人で、これほど待つとは思いませんでした。
幸いL字カンターの一番奥という、落ち着く場所に案内されました。
目の前にはスライサーが置かれています。
ラーメンを作る都度、これでチャーシューをスライスしています。
確かにその方が美味しいし、仕込みの肉もくっつかなくて良いのですが、ワンオペだけに工数が増えるという難点があります。
カウンターに着いてからは、数分でラーメンが出てきました。
鉢にいっぱいのチャーシューと山盛りのネギ。
SNSで見た期待通りのビジュアルのラーメンです。
禁断のライスも出てきました。
今日は、頑張った自分にご褒美ということにします。
まずはスープをひと口。
想像よりも醤油と塩味の強い味。
素朴で明快な動物系のスープ。
塩ラーメンと言っても良いほどです。
だるま製麺の麺を引き上げます。
平打ち縮れ麺はスープとの相性も抜群。
ツルツルっとした喉越しが最高です。
鉢いっぱいのチャーシューはスライサーで極薄にカットされているので、正味量はそれほどではありませんが、たくさん入っているという見た目は大事。
脂身の少ない部位なので固いのですが、薄切りされているのでそこはうまくカモフラージュされています。
無料とはいえ禁断のライスを頼んだのは、もちろんラーメンライスを食べたいから。
ライスが見えなくなるほどのラーメンをオンして、テンションはマックスです。
味が全体的に塩寄りなので、胡椒を振って調整します。
更に、ラーメンライスからラーメン茶漬けへと、ヤンチャ飯は終わりません。
完食です。
しかし完飲は避けました。
ラーメンファンが訪れる店が増えることは、このビルや新橋のユニークネスを高めることにもつながるので、地元サラリーマンとしては嬉しい限りです。
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