「きっと気に入ると思いますよ」
と言われて早速来てみました。
徒歩通勤路の一本北、堀川戎の北に位置する店は何度か通ったことがあり見覚えがあります。
旬味ひげ。
豊富なメニューとお値打ちな値段。
誰でも最初は一見さん。
知らない店に入るのも随分慣れました。
暖簾をくぐると、カウンターとテーブル席。
掃除の行き届いた厨房を見て、この店は間違いないな、と思いました。
間口の割に奥は深いようで、結構お客さんが入っています。
私が良く行く東天満の美尋やうさぎよりは客層が若いようです。
私はカウンター席に腰を落ち着けてまずは生ビール。
赤霧島は珍しい。
しかも安い。
メニューは豊富で、しかも私の好みのものばかり。
何を頼んでいいか迷ってしまいます。
さすがHさん、私のブログをいつも読んでくださっているので、私の好みをよくご存知。
そんな中からまずピリ辛こんにゃくと空豆を。
お造りを食べたいと思いましたが、できれば二種類食べたいと思い
「すいません、イカとブリのお造りを一人前にできますか?」
と髭のイケメンマスターに聞くと
「はい、もちろんいいですよ!イカとブリ、ハーフ・アンド・ハーフで!」
さすが大阪の居酒屋。
なんでも頼んでみるものです。
脂ののった天然ブリと甘いヤリイカ。
すっかりこの店が気に入ったので焼酎をキープしようとメニューを見ましたが、これまた種類が多くて迷ってしまいます。
大好きな黒糖の里の曙がありましたので、それをキープ。
水割りを舐めながら、もう少し一品を。
いわし生姜煮。
柔らかく甘辛く煮含められていて、アテに最高。
ひげの名物からもう一品。
山芋とろろのふわっとネギ焼き。
その名の通りふわっとしたとろろとシャキッとしたネギの食感が楽しい一品。
そろそろ〆。
この店名物の鴨吸と新潟の妻有そばが同時に楽しめる鴨そばにしました。
小サイズがあるのが助かります。
たっぷりの鴨肉とネギが卵でとじられ、豆腐も入っています。
蕎麦は乾麺ですが、風味があってとても美味。
蕎麦屋より美味しいな、と思いました。
Hさんにご紹介いただいた、とマスターにお話すると
「あ、そうなんですね。いつもご夫婦で来て頂いてお世話になってます。美人の奥さんとダンディな旦那さんですよね」
カウンターの特権でマスターと話が弾みます。
マスターは新潟県小千谷市出身。
高校卒業後に大阪に出てきて調理の勉強を始め、22歳で今の店の斜向かいに居抜きで店を構えたそうです。
「貧乏で看板掛け替えるお金も無くて、居酒屋ひげという前の店の名前の居酒屋という所にテープを貼って旬味と書いて店を始めたんですよ。その時は髭は生やしてなかったんですけどね」
と笑うマスター。
「そこで7年半、今の店は新築で入居して7年半になります」
爽やかなイケメンですが、苦労人なのです。
やはり笑顔が素敵な奥さんとの呼吸もバッチリ。
仕事もプライベートも人脈が広がり、二年目の大阪暮らしは益々充実して楽しくなって来ました。
明日の昼酒会に参加するメンバーも入れ代わり立ち代わり現れます。
今日はH婦人だけ。
ご主人はWBCを見ているとのこと。
明日はロングランになりそうなので、0時前に切り上げて家に帰りました。
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2 件のコメント:
とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。
コメントありがとうございます。
個人的な食べ歩き日記ブログですが、今後とも宜しくお願いします。
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