ずっと私の担当だったスタイリストのO君が郷里新宮へ帰ることになりました。
お父様のご不幸があり、お母様の面倒を見なければならなくなったのです。
共通の趣味である自転車や、私の趣味の食べ歩きやバイクツーリングの話にも耳を傾けてくれて、いつも床屋談義が弾んだ仲。
今月いっぱいでお店を辞める彼を誘って送別会。
ママがhooploopのお客さんという縁もあったので、お店は旬味ひげにしました。
約束の時間の少し前に店に入りカウンター席へ。
ほどなく彼も到着し、生ビールで乾杯です。
すぐに出てくる定番のおつまみを頼みました。
じゃこみょうが。
ローストビーフ。
ママがすごくいいところを出してくれました。
抜群のサシが入っていて口の中でとろけるようです。
今日のオススメからいつものようにピックアップ。
金目鯛とカツオの造りを盛り合わせで。
脂の乗った金目鯛はトロのよう。
カツオは活きの良さが伝わる上モノ。
いつもは赤霧島をキープしていますが、今日は新作の茜霧島。
6本だけ入ったので、お店が私のために取り置いてくれたものを入れました。
これも今日の楽しみの一つ。
もちろんロックで。
さわやかな飲み口。
スイスイ飲めるので、酔いも早そうです。
ふぐ白子醤油焼き。
絶品。
メニューが多すぎて悩んでいるO君の為にマスターにオススメを聞きました。
肉が食べたいという彼のために、豚の角煮。
箸で持ち上げると崩れそうなほどトロトロ。
味もよく滲みていて実に素晴らしい食味食感。
O君が出汁巻きを頼みました。
彼も卵好きのよう。
「出汁巻きをうまきに変えても食べる？」
とO君に確認し、注文を変更。
実は私がかねてから食べたかったのです。
念願のうまき。
絶滅危惧種の鰻をしみじみと味わいます。
彼には名物の鴨吸いを勧め、私は初めて食べるじゃこめし。
朝ご飯で食べたいような素敵な組み合わせ。
ご飯は少なめにしてもらいました。
炭水化物ダイエットを少しだけ意識。
お新香。
もちろん味噌汁も私だけのために作られた一杯。
じゃこの塩気と硬さが柔らかいご飯と口中で絡み合って実に美味。
新宮で一人で開業する美容院の物件も良い場所に見つかったらしく、そのお祝いも兼ねた飲み会となりました。
〆を食べた後で、仕上げに行くことに。
もちろんホワイトラベルです。
ドアを開けるとカウンターには常連のNさんがマスターのGさんとお話をしていました。
私はO君とカウンターの端に腰掛け、キープしてあるDeward’s White Labelのハイボールで乾杯。
今日のタマゴサンドは嬉しい事にトースト。
しかもハム。
今日は嬉しい事ずくめ。
Nさんの横に何度かお見かけしたことのある常連さんが腰掛けました。
いつの間にか天満B級グルメ談義となり、話が盛り上がります。
その方と名刺交換。
Kさんとおっしゃる方で、とても気さくで楽しい方とまた知り合いました。
マスターやNさんからも、私の知らない私好みの店を紹介してもらいました。
２年半も住んでいて、まだ探検しきれていない天満の街の奥深さを改めて認識しました。
酔いが回ったのか眠そうなO君を促して店を出ました。
息子と言ってもおかしくない年の彼の前途を祝し、握手をしてお別れ。
地元新宮での美容院の繁盛を願っています。
頑張って。
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